動物実験 現場の真実

注意!)ここからは、少しダークな話をします。

気分が塞ぐ恐れのある方は、スルーすることをお薦めします。

皆様の深いご理解とご協力を心よりお願い致します。

<実験現場の現実>

「実験体」は普通、保健所から格安で買ったり、捨てられた犬や猫を拾ったりして用意されます。

そこでは、まともな扱いはされません!

まず、健康でおとなしい性格の犬や猫は、すぐに実験体にはされません。

立ったり座ったりが、やっと出来るかどうかくらいの狭い檻に入れられ、「子を産むためだけの道具」として、生かされます。

生き物としての扱いは二の次で、実験員たちの気分次第で、叩く、殴る、蹴る、引きずる、落とす・・・。

ほとんど憂さ晴らしの道具と同じ、生き物としての尊厳は、どこにもありません。

例え、実験途中の試験薬や化学物質の注射で、皮膚がただれ、感染症に侵されても、誰も処置をしようともしません。

その場には、医師や獣医、薬剤研究員なども居ますが、皆、ただ、見ているだけです。

そうなることを予想しての実験ですから、彼らにしてみれば想定内なのでしょう。

そして、ただれた皮膚に付いた膿や汚れを落とすために、強い薬剤を使用した消毒液を原液のまま、その焼けた皮膚にかけます。

そして、続けざまに別の薬品を注射しようとします。

それが例えば犬だった場合、実験犬は当然、怯え、悲鳴を上げ、逃げようとします。

それを2~3人で押さえ、ねじ伏せ、無理やり組み敷くのです。

実験犬は、それでも、しっぽを振ります。

怯えながら、怖がりながら、それでも嬉しそうに、おとなしくするのです。

「今日は構ってもらえた・・・」

これが犬の心理です。

犬にとって、無視されるのが一番、悲しいことだと聞いたことがあるでしょうか?

いくら叱っても吠えるのを止めない、怒鳴っても傍から離れない、叩かれても、怒られても、それでも犬は、飼い主に嫌われるのが怖いのです。

傷つけられると分かっていても、構ってもらえることの方が嬉しいのです。

実検所の犬は、いつも怯えた目をしています。

檻の隅で震えながら、次はどんな酷いことをされるのかと、小さくなって過ごしています。

それでも「おいで」と呼ばれれば、優しくしてもらえることをどこかで期待して、しっぽを振るのです・・・。

こんな悲しい動物が、他に居るでしょうか?

人間に傷つけられても、犬は人に懐き、人間に酷いことをされても、犬は人を信頼します。
それを人間は巧みに利用するのです。

試験薬の毒が体にまわる頃、研究員たちはやって来ます。

30分経ち、試験薬を打たれた犬は呻き始めます。

息が荒くなり、うなだれ、座り込み、細く鳴きながら、よだれを垂らし、吐き、苦しそうに横になります。

そして、泡を吹き、涙を流し、出血し、痙攣して・・・動かなくなります。

その様子を研究員たちは、じっと観察し、詳細に記録し、立ち去っていくのです。

そこまで実験を繰り返した犬は、もう犬の体ではありません。

毛は全て抜け落ち、お腹は副作用でパンパンに膨れ上がり、皮膚は感染症で焼けただれ、体のあちこちに、膿をもった腫瘍が出来て・・・。

そうなるまで実験体を使い切り、ようやく、焼却炉で焼いて、処分するのです。

それが、実験体の動物の最後です。

私は、研究そのものを批判する気も、実験自体を悪くいうつもりはありません。

でもそこには、行き過ぎた残酷さや、必要のない、虐待じみた行為が、確かにあると思っています!

もし、自分が可愛がっていた犬や猫が、そんな目に合うとしたら?

もし、待っているのが「安らかな死」ではないとしたら?

それでも貴方は、ペットを捨てますか・・・?

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