子犬が安心する場所
サークルを置く場所は、子犬が安心できる場所でなくてはなりません。
子犬にとって、サークルは、ただ眠る場所ではないからです。
例えば、普段は家の中を自由に遊ばせている子犬でも、お客様が来たり、子犬に立ち入られては困る場合などは、「ハウス」といって、サークルに入るしつけをしておくと、成犬になってからでも、応用が出来るので、ぜひ教えておきたいしつけです。
なので、子犬にとって「入りたくない!」と思わせるような場所ではいけません。
悪いことをしたときの罰として、サークルに入れる、などをしてしまうと、子犬にとって、その場所は「嫌な場所」になってしまいます。
サークルやトイレは、度々、移動させると、子犬が迷ってしまい、あちこちに、おしっこをしたり、性格的に消極的になったりしてしまうので、最初に、どこに置くかが重要になります。
サークルの置き場所は、適度に静かで、適度に人が出入りする場所でなくてはなりません。
更に、広すぎると子犬は、逆に不安を感じ、落ち着いてサークル内にいられません。
子犬が横になった状態の2倍が、ちょうどいい大きさです。
子犬の体に合わせて、調整してください。
なので、家族で、誰が重点的に子犬の面倒を見るかを決めておき、その人がよく居る場所や部屋などに置く、または、普段、家族が起きている時はリビングに置いておき、寝るときに子犬も一緒に部屋に連れていく、などが理想的です。
また、犬は寒さよりも暑さが苦手です。
夏の日差しや、クーラーの風が直接当たらないように、置き場所の調節をしたり、サークル内でも、子犬が自分で動ける「逃げ場」を設けてあげることも重要です。
冬の寒さは、犬にとって、さほど苦にはなりませんが、冷え込む夜などは、ペット用ヒーターなどを入れてあげるなど、快適な場所作りをかんがえてあげましょう。
電気コードの近くは、事故の元になるので、避けましょう。
環境に慣れてくれば、子犬の方から興味を持って近づいてくるようになります。
そうなったら、少しづつ、用意しておいたオモチャで、遊んであげましょう。
※子犬が遊ぶ近くに、タバコやクリップ、輪ゴムなど、飲み込んだら危険なものを置かないようにしましょう。