子犬の食事

子犬の食事についてですが、どんな食事をあげるか、食事を上げる回数、あげる量というものは、一概に言えるものではありません。

子犬の体の大きさ、食欲の旺盛さ、体調によって、その日に食事を上げる量すら違ってくるからです。

基本、子犬の内は1日3回~5回くらいに分けて、高さのない浅いお皿で、食べさせてあげるのがベストです。

子犬は一度に、たくさんの量を食べられるわけではないので、何回かに分けて、少しづつ上げるのが理想なのです。

この辺りから、少しづつでも「待て」と「お座り」を教え始めましょう。

成犬になると、1日1回でいいという人もいますが、少なくとも2回は上げましょう。

ご飯を上げるという行為は、動物にとって生きるための3大基本とも言える、重大な要素です。

犬にとって、以下の条件をくれる人=リーダー(飼い主)なのです。

  • ご飯をくれる人(食糧調達)
  • 遊んでくれる人(自由や楽しみ)
  • 安心できる人(安全な睡眠)

しっかりした上下関係を築くためにも、ご飯を上げる、遊びを仕掛ける、切り上げる、ことは、飼い主から仕掛け、飼い主の手で終わらせることが基本です!

ちなみに、食事の大体の量は、市販のドッグフードの裏に、犬の体重に合わせた、フードの量が書いてありますので、参考にしてください。

※あくまで目安なので、子犬の便を見て判断しましょう。

便の硬さで見る食事量

  • コロコロと硬い、便秘気味・・・食事の量が少ない
  • 柔らかい、下痢気味・・・食事の量が多すぎる

※子犬の体調にもよります。

また、いつものドッグフードから別のドッグフードに切り替える場合は、急に切り替えるのではなく、いつものドッグフードに、別のドッグフードを少しづつ混ぜ与えて、徐々に切り替えるようにしましょう。

与えるドッグフードは、買うたびに毎回、変えるのではなく、できれば毎回、同じドッグフードを与えるようにしましょう。

「いつも同じ食事じゃ、飽きるでしょ?」という親心は分かりますが、犬にとっては、コロコロと環境が変わるのは、好ましいことではありません。

※ジャーキーや缶詰類は、犬は喜びますが、健康上、あまり良くありません。

含まれる添加物や着色料は、皮膚炎や色素沈着の原因になります。

なるべく与えないようにしましょう。

また、人にとっては美味しいものも、犬にとっては「毒」になるものがあります。

代表的なものを挙げておきます。

■チョコレート
チョコレートに入っている成分は、犬にとって良くありません。
別名「チョコレート中毒」になり、子犬の場合、死に至るような呼吸困難を引き起こします。

■ネギ類
ネギ類もチョコレートと同じように「中毒」を起こします。

■乳製品
同じ乳でも、犬の母乳と、牛の乳(牛乳)の成分は違います。
子犬の場合、お腹を壊し、下痢する場合があります。

■甘いお菓子
生クリームなどにも、乳は入っています。
原材料はなにか?も考えてあげてください。

■ハムやベーコン
練り物や加工食品は、犬のカルシウム補給を妨げます。
少量でも、与えないようにしましょう。

■貝類
犬にとっては「毒」です!
絶対に与えないでください!!

※イカ、タコなどは、少量なら与えても大丈夫です。
ただし、人と同じ味付けでは濃すぎるので、火を通し、なるべく味をつけずに与えてください。

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