欠点とされる外見的特徴(1)
健康面では問題無いけれど、血統的に「欠点」とされる外見的特徴があります。
「欠点」は「個性」とも言われ、敢えて、欠点のある子犬を求める人や、欠点のある子犬のみを選んで、販売しているショップもあるくらいです。
血統的にみて「ちょっと残念」な特徴なので、ショーに出すのが目的の人は気にされると思いますが、血統書も問題なく発行されますし、ペットとして飼うのには何の問題もありません。
今は、雑種犬も「ミックス犬」と呼ばれて、人気がありますし、むしろ子犬の内は「ミックス犬」の方が可愛いと、重宝されています(笑)
欠点とされる外見的特徴については、以下に紹介します。
アンダーショット
下顎が、上顎よりも突き出ている、いわば噛み合わせの悪い状態です。
次に挙げられている、オーバーショットと同様、5mm以内であれば、さほど目立たず、気にならない程度ですが、5mm以上になると顔つきが変わって見える場合があります。
オーバーショット
アンダーショットの逆で、上顎が、下顎よりも突き出ている状態です。
人間で言えば「出っ歯」と言われる噛み合わせです。
狼爪
前足、後ろ足ともに出る事がある、人間で言えば「親指」に当たる部分です。
犬の指は通常4本ですが、脚の内側の少し上の方に1本、狼爪と呼ばれる指がある場合があります。(全ての犬に出るわけではありません。)
歩くのに邪魔という理由で、赤ちゃんの時に切除する場合がありますが、ペットとして飼うには、何の問題もないものです。
なので、私は、無理に痛い思いをさせなくても、そのままでいいと思います。
ただし、プードルなど犬種によっては、狼爪があると欠点とされるため、そのような犬種の子犬は、あらかじめブリーダーさんの手で切除されている事がほとんどです。
狼爪は、生まれてすぐ切除しなければならないため、ペットとして飼うつもりでいても、ショーなどに出そうとしたときに困ります。
成犬になってからでは、犬に怖い思いをさせてしまいます。